プラスチックと紙の使用量を削減したい

一 LIMEXの導入の背景を教えてください。

阿部様: 食という自然に関わる領域で事業を展開する弊社にとって、SDGsは重要なテーマで、プラスチックや紙の使用量削減など、現場レベルでも様々な取り組みをしておりました。そんな中で、あるメンバーが環境に配慮した素材としてLIMEXを知り、導入を検討する運びとなりました。

品質と価格のバランスが決め手に

一 以前は別素材であるストーンペーパーを検討していたそうですね。今回、LIMEXを導入する決め手となった点は何でしょうか。

阿部様: 阿部様：実は、数年前にストーンペーパーを検討したことがありますが、当時はコスト面や印刷の色移りの問題があって導入を見送りました。一方LIMEXは、価格と品質を保ちながら環境に配慮するという観点では、最も適していると判断出来たため、導入しました。

※LIMEXとストーンペーパーの違い：LIMEXは株式会社TBMが日本国内で自社開発（特許取得）したプラスチックや紙の代替となる複合素材です。 台湾メーカーが開発したストーンペーパーと呼ばれる石灰石を使った合成紙は、LIMEXと基本特許も異なります。

経営陣や社員に伝えやすいメリット

一 社内検討の際に、LIMEXのメリットをどのようにお伝えいただきましたか？

阿部様: 阿部様：プラスチック使用量の削減に加えて、水や森林資源の節約に貢献できる点が、わかりやすいメリットとして社内でも伝えやすかったです。「紙を使わない」「プラスチックの使用量を減らす」というキーワードは、SDGsを意識する経営陣や社員にも導入のメリットが伝わりやすく好印象でした。
また、店頭で使用するメニュー表にも、訴求表示という形でLIMEXのシンボルが記載でき、取り組みが対外的な発信につながる点も評価しています。

メニュー表はお店の顔となる存在

一 従来のラミネート製のメニュー表と比較して、どのような違いを感じますか？

阿部様: メニュー表はお客様の目に最も触れるコミュニケーションツールであり、お店の顔となる存在です。手に取っていただく場面も多いため、耐久性が非常に重要になります。従来のメニュー表は、紙にラミネート加工を施すと、接着面から角がめくれるなどの悩みがありました。まだ導入したばかりですが、LIMEXは適度な厚みと耐久性があるため、この課題を解消できると考えています。

企業イメージを高めていきたい

一 LIMEXの導入を通じて、今後はどのように取り組みを広げていきたいとお考えですか。

阿部様: 環境配慮型の素材を使う企業として外部への発信もしやすいので、社内外への認知向上に繋がることを期待しています。また、LIMEXを導入することで「本当に環境に優しいものを選択していく」という姿勢を、社外だけでなく従業員にも伝えていきたいと考えています。

長期的には、店頭配布のクーポンや名刺、ゴミ袋など、プラスチックや紙を使っている他のツールをLIMEXに置き換えられないか検討しています。弊社は長年、国産野菜へのこだわりや安全安心を大切にしてきました。そこに今回のLIMEX導入が加わることで、より総合的なサステナビリティへの取り組みを推進していきたいですね。

リンガーハット様では、SDGsへの取り組みを推進している中で、お客様とのコミュニケーションツールであるメニュー表をLIMEXに切り替えたことで、ブランドとしての想いを具体化し、社内外への意識づけを強化しています。今後もTBMは、飲食業界で社会のサステナビリティを推進するリンガーハット様の取り組みをサポートしてまいります。